高山本線

例によってワンマンカー。ほぼ席が埋まる。JR西日本とか東日本とかは、この手のロングシートクロスシート混在のワンマンカーが普及してるみたいなんだけど、どうも設計思想がよくわからんなー。
故宮脇俊三氏によると「ロングシートで飲酒してるとアル中の気」だったと思うのだが、目の前の(それなりの年の)カップルが500ml缶ビールを開けてるのはどう解釈したらいいもんだか。
しばらく家が点在する平野を走るが、笹津を過ぎると山の中へ。川沿いをいくつかのトンネルを抜けて進むが、猪谷まではすぐだ。ダムがいくつもあるはずだが、ロングシートに座って窓も曇っているとよくわからない。
半分ぐらいの客が猪谷まで乗りとおし、JR東海に乗り継ぐ。2両編成のワンマン運転クロスシートが多いが、ボックスはだいたい埋まった感じ。

チキン・・・ではありません。(転轍機ね)
やや遅れて発車。次の杉原駅で交換する特急が遅れていて待ちを入れたらしい。
ここからしばらくは谷が深く、雪も深い。県境まで富山市だった。


雪山・橋・トンネル・ダム・発電所と宮川に沿って繰り返し現れる光景を楽しむうちに古川の盆地に入り、車内が混んできた。
飛騨国府駅の先の大カーブを過ぎた後に横に見える水路は、天神発電所の導水路らしい。農業用水路かと思った。有効落差9mらしいのだが、9mしかないのか、というより、あの地形で9m取れることが驚きだよ。