フェムトセルとは何か

現在の携帯電話方式はセルラー方式と呼ばれる、エリアを区切って基地局を分散配置する構造になっているのはご存知の通り。
ひとつの基地局が担当するエリアの大きさで、マクロセル−マイクロセル−(ナノセル)−ピコセル−フェムトセルと分けられる。
携帯電話のセルはマクロセル〜マイクロセル(半径数km〜数百m)の範囲。FOMAでいえば、市街地は十分にマイクロセル化が進んでいると思われる。PHSはマイクロセルに当たる。
屋内基地局はピコセルにあたる。半径数十mでオフィスビルの1フロアをカバーする程度だ。
ナノセルというのはWillcom用語で、要するに屋内用のCS(基地局)のことを指すので、ピコセルに包含される。
そしてフェムトセル。イメージ的には無線LANのAP程度のエリア。会議室ひとつぶんやマンションの一部屋をカバーできればいいかな、というくらい。