登録点検

某社の工事の出方が、官公庁も逃げ出すような年度末あわせなので、毎年この時期は信じがたいスケジュールになってしまうのである。
しかも今年は登録点検というやっかいなものがある。

登録点検というのは、要するに総務省の落成検査とかを業者が代行するものである。届け出た測定器以外は使用不可とか、とにかくめんどうくさい。
通常の構成だと、技適認定が通っているので検査は必要ないのだが、ちょっと変わった構成だと必要になり、その役目が施工業者にまわってくる、というわけ。
今年は前任者に逃げられた(汗)ため、ろくに引継ぎもないまま私にまわってきた。

携帯電話基地局の場合、点検員は1陸特以上で、選任された無線従事者の立会いが必要、とされている。

いちおう理論武装用に、無線設備規則等それぞれの規格値に当たったりして(スプリアスは告示で出ており、職場に告示集は備えられてないため、探すのは骨だった)のぞんだのだが、実際の点検の際には、立会人はほんとに立っているだけ(いや、それ以下かも)であり、かなり拍子抜けの状態であった。